2018年12月17日
健康経営優良法人認定制度について
Ⅰ 健康経営優良法人認定制度とは
健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。
経済産業省により健康経営優良法人認定制度の設計が行なわれ、認定制度を運営する日本健康会議において認定されます。
この認定制度は、中小規模の企業や医療法人を対象とした「中小規模法人部門」と、規模の大きい企業や医療法人を対象とした「大規模法人部門」の2つの部門に分かれていて、それぞれの部門で「健康経営優良法人」が認定されます。
経済産業省HP 健康経営優良法人認定制度
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenkoukeiei_yuryouhouzin.html
Ⅱ 認定対象
この制度における「中小規模法人部門」と「大規模法人部門」の定義は以下のとおりです。
【中小規模法人部門】
①卸売業:1人以上100人以下 ②小売業:1人以上50人以下
③医療法人・サービス業:1人以上100人以下 ④製造業その他:1人以上300人以下
【大規模法人部門】
①卸売業:101人以上 ②小売業:51人以上
③医療法人・サービス業:101人以上 ④製造業その他:301人以上
※人数は、中小企業基本法上の「常時使用する従業員」の人数です。
業種については、「医療法人」を除き、中小企業基本法上の類型に基づきます。
Ⅲ 中小規模法人部門の認定の流れ
1. 経営者が、健康保険組合のサポートを受けて、組織として従業員の健康管理に取り組むことを明文化(健康宣言書の
策定等) し、その文書等を従業員その他関係者に対して表示(発信)する。(具体的には、健康宣言が明文化された
文書を事業所の入口、会議室、応接室等に掲示する又はホームページに掲載するなど、従業員及び取引先や消費
者などが閲覧できる状態にする)
2. 事業所は、所属する健康保険組合と健保連大阪連合会(以下、「大阪連合会」という。)が実施している 「健康宣言」
事業に参加し、「健康宣言」エントリーシートを健康保険組合に提出
3. 健康保険組合から大阪連合会に「健康宣言」エントリーシート(写)を提出
4. 大阪連合会から「健康宣言の証」を健康保険組合を経由して事業所に贈呈
5. 健康経営優良法人申請様式(以下、「申請様式」という。)に必要事項を記載し、所属する健康保険組合に提出
なお、申請受付期間は、例年11月初旬から12月初旬です。
6. 健康保険組合から大阪連合会を経由して、健保連本部に申請書及び受付リストを提出
7. 健保連本部が申請書を取りまとめ、日本健康会議健康経営優良法人認定委員会事務局へ提出
8. 日本健康会議健康経営優良法人認定委員会による審査→認定